レーダーやエンジンもない遠い昔に、琉球人の若者たちは遥か彼方のタイ国までサバニを駆り、東南アジアのさまざまな商品を中国や朝鮮半島へ運び外貨を稼いでいました。それは、琉球が王国と称され経済的に自立していた頃のことです。
琉球では、周辺国との交易を通じ、泡盛に代表される原材料の加工ノウハウや、陶芸や漆器などの美術工芸品、楽器や伝統芸能などを積極的に取り入れ、融合させることで、現在につづく礎を築き上げました。その背景には、久米三十六姓に代表される移住者がもたらした、異文化との交流と、彼等の惜しみない知識伝播があったことを忘れてはなりません。
沖縄は、琉球から移り変わった現在でも、自然、歴史、文化、制度、そして若い人材とビジネスチャンスに満ち溢れている。 しかし、沖縄が自立型経済を確立するためには経験不足は否めません。
この課題解決のためには、恵まれた自然や制度条件を活かして、個人のみならず、沖縄県、日本および世界のためにベンチャービジネスを立ち上げたいと熱意ある人の招聘が効果的であると考えまております。
私たちは、この産学官事業を通じて、国内外で活躍されているビジネス経験豊富な団塊世代と、沖縄の次世代を担うベンチャー達が、交流することによって、沖縄県経済の自立にとっての大きなパワー(人財クラスター)となるよう、積極的に取り組んでまいります。